2023年9月22日
忘れることができない日です。
祖父の命日でもある日。
消化器外科の先生から手術方針の説明を受けた日。
今回は、この日を迎えるまでの経緯について思い出しながら書いていきます。
(手術に至るまでの検査経過経過一覧については、【膵臓手術・入院まで #8 】 をご参照ください。)
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2023年8月25日
この日は3回目の超音波内視鏡検査(EUS)を受けました。
3回目となると流れ的には慣れていましたが、わたしは相変わらず鎮静剤の副作用が酷くて体力的に辛かったです…。
※ 副作用については個人差がかなりあるようです。
※EUSとは…
先端に小型の超音波装置がついた内視鏡を口から挿入し、胃や十二指腸の内側から膵臓などを詳しく観察する高度な精密検査です。
※鎮静剤(静脈麻酔)について…
EUS検査時に使用します。
うとうとと眠った状態で受けるので、ほとんど記憶がないまま検査を終えられます。
のどを通る際の不快感や痛みが大幅に軽減されます。
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後日、EUSの検査結果を聞きに病院へ行きました。
診察室に入ると、先生は今回も難しそうな顔をしてパソコンの画面を見ていました。
「○○さん、体調はどうですか?
実は嚢胞のサイズが少し大きくなっているんですよねぇ…。」
(…え? どれ位?
これまでは変わらなかったのに…。)
「今回も明らかな悪性所見は見当たらなかったのですが、前回5月で15mm、今回は18mmなんです。
ちょっと気になるサイズアップなので…申し訳ないのですが、今週また造影CTを受けていただいて、全体像を把握させてもらいます。」
(え…。
今まで通りの3ヶ月後じゃなくて5日後…?悪性じゃないのに…。
そんなに急いで検査をする必要があるのかな…。)
わたしはなんだか急に不安になり、
「あの…、大きくなったら手術なんでしょうか…?」
と先生に質問しました。
「そうですねぇ…ただ手術となると、体力的にも身体的にもかなり負担がかかってしまうので、僕達も慎重に診て判断することになります。
僕1人では判断しません。
他にも詳しい先生がいますので、何人かで診断していきます。
あ、これまでもそうしてきていますからね、安心してください。」
この日は、次また受ける造影CT検査の説明を受けて帰宅しました。
※造影CTとは…
静脈から「造影剤」という薬剤を注入して体内を巡らせた状態で撮影するCT検査です。
単純CT(造影剤を使わないCT)と比べて臓器や血管のコントラストが明確になり、小さな腫瘍、病変の性質、血流の状態をより正確に発見・評価できます。
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EUSの検査報告書を印刷していただきました。
以下、内容の一部を書き写しています。
【コメント】
膵頭部に18mm大の多房性嚢胞を認めます。
(中略)尾側で主膵管と直接交通を疑います。
嚢胞内部には隔壁を認めます。
(中略)尾側主膵管は軽度拡張を認めます。
尾側膵管は口径不整あり、一部膵管壁肥厚も否定はできません。
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専門用語ばかりで詳しいことは分かりませんが、前回より悪くなっている、ということはなんとなく感じていました。
(もしかしたら、本当に手術になるかもしれない…。)
そんな思いが頭をよぎりました。
これまでも「膵臓」について色々と検索してきましたが、この日から「手術」について調べることが増えていたと思います。
(やっぱりお腹を切るから痛いんだろうな…。)
(痛みの度合いは? 何日くらい痛みは続くの?
入院期間は? 退院後の生活や食事は?
仕事の復帰時期は?)
考え出したらキリがなくて、精神的にとても疲れていた時期だったと思います。
WEBで調べると、病院や医師の説明はたくさんありますが、膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)で手術を受けた個人(患者さん本人)の体験記録はあまり見つからず、見つかっても途中で途切れていたり詳しく書かれていなかったりで、不安な日々を過ごしていました。
(そうそう、IPMNの中でも「混合型」の方は、当時は結局1人も見つかりませんでした…泣。)
わたしと同じように不安な気持ちで検索し、この記事にたどり着いた方がいらっしゃるかもしれません。
当時のわたしが知りたかったことを、これからもひとつずつ書き残していきたいと思っています。
少しでも参考になる場所になっていればと願っております。
※膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)とは…
膵臓の管の中に粘液を作る腫瘍ができる病気です。
粘液がたまることで「嚢胞(水の袋)」や膵管の拡張を引き起こします。
良性から悪性まで段階があり、経過中にがん化したり、別の場所に膵がんを合併したりするリスクがあるため、定期的な経過観察が必要です。
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次回は、手術が決定的となった造影CTの検査を受けた日について書いていきます。
**つづく

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