【膵臓手術・入院まで #5 】のつづきになります。
IPMN(膵管内乳頭粘液性腫瘍)と診断され、MRI・CT検査でも同じ結果が続いたので、超音波内視鏡検査(EUS)を受けることになりました。
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不安と緊張でいっぱいだった20分ほどのMRI検査がようやく終わり、待合で受付番号が呼ばれるのを待っていました。
前回のエコー検査結果もCT検査結果も、「IPMN疑い」でした。
(今回も「IPMN疑い」なんだろうか…。)
「受付番号○番の方、○診へどうぞ。」
自分の受付番号が呼ばれました。
トントントン
診察室の扉を開けました。
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先生は今回も難しそうな顔をしながら画面を見ていました。
「やはり膵体部、ここの辺りになるんですが、15〜16mmほどの大きさの嚢胞があります。
僕自身が気になっているのは粘液を産生して膵管が拡張していることなんですよね…。」
(粘液、産生、拡張…、前回の診察でも先生が話していたな…。)
(というより粘液とか産生って、わたしの体は今どういう状況なんだろう…。)
聞き慣れない用語ばかりで不安は募るばかりです。
「今後も慎重に診ていく必要があります。
○○さんの場合、数年〜10年かけて悪性へと変化していくリスクがあるのと、すでに嚢胞の内部に腫瘍ができている可能性もあるので…。」
(…え? 悪性? 腫瘍? …内部に?)
先生の話を聞きながら、心拍数が上がっていたと思います。
「膵臓って体の1番奥、胃の裏側にあるので、今まで受けていただいたCTやMRIではどうしても詳しく診れないんですね。
胃カメラって受けられたことありますか?」
(ん?胃カメラ? そういえば数年前に受けたことあったかな…。)
「はい…。鼻から入れてもらった検査はあります。」
と、わたしは思い出しながら先生に返事しました。
「そうですか…。
次回受けて頂きたいのは、胃カメラとは少し違うんですが、カメラの先端に超音波、エコーが付いていて膵臓をすぐ近くで診れる検査なんです。
膵臓を間近で観察できるので、悪性の可能性があるのか、良性なのかを詳しく確認したいんですね。
これはさすがに鼻からは入らないので口から入れてもらうのですが、鎮静剤を使用して眠っている間に検査しますね。」
(…寝ている間なら大丈夫かな。)
この日は、次回の検査の説明を受けて病院を後にしました。
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以下、MRI検査報告書の内容(一部抜粋)になります。
【画像所見】
膵体部に15mm大の膵嚢胞性病変が見られます。
膵管の拡張が一部に見られ、混合型IPMNによる変化を疑います。
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もう「IPMN混合型」タイプは確定なんだろうな…と思いました。
実は他の検査を受ければ先生から
『IPMNではなかったですよ、念のため1年後に経過を診ましょうか。』
とか言ってもらえるかな、と当時は少し期待していました。
でも3種類の検査をして結果が全て同じとなると、さすがに諦めました。
この日以降も不安な気持ちを抱えながら、以下の医療専門用語を必死になって検索し続けていました。
・「IPMN」 (膵管内乳頭粘液性腫瘍)
・「主膵管型」 (がん化リスクが高いタイプ)
・「分岐型」 (悪性の頻度は低いタイプ)
・「混合型」 (主膵管型と分岐型の併存タイプ)
・「膵管」 や 「膵液」 などなど…
この頃の年末年始をどんな風に過ごしていたのかは、あまり覚えていません。
ただ同じIPMNでもわたしは
(なぜ混合型なんだろう…。)
(どうして悪性のリスクが比較的低い分岐型じゃないんだろう…。)
という思いが出てきて、調べているうちに
(わたし、親より先に死んでしまうんだろうか…。)
(まだ行きたい場所とか、やりたいこととか、沢山あるのにな…。)
と、いろんな気持ちや考えが怒涛のように駆け巡っていた記憶があります。
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ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
わたしと同じようにIPMNと診断され、不安の中で検査を受けている方の参考になれば幸いです。
次回は、超音波内視鏡検査(EUS)を受けた日について、書いていこうと思います。
※実はこの検査が、苦手なMRI検査以上に、わたしにとっては想像を超えるほど大変な検査でした…泣。
**つづく

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